国際バカロレア(IB)?わかりやすく図解で解説!【完全初心者向け】

国際バカロレアのIB学習者像のアイキャッチ画像

 

 

こんにちは!「国際バカロレア教育NAVI」運営者のKIMです。

「国際バカロレア(IB)とは?」について当ブログでも過去に詳しい解説記事をアップしましたが、今回は【完全初心者向け】に、視覚的にパッと見て理解できる「図解」を中心に解説していきます!

実は、我が家の息子がMYPに入学した当初、私自身がIBOの公式サイトや分厚い学校資料の「文字の多さ」と「難解な専門用語」に完全に圧倒されてしまった経験があります。「もっとパッと見て、全体像がわかる地図のようなものがあればいいのに…!」と何度もため息をつきました。 そこで今回は、当時の私と同じように「文字ばかりで頭に入ってこない!」と情報収集で立ち止まりそうになっている保護者の方に向けて、専門用語を極力減らしたオリジナル図解をご用意しました。

国際バカロレアについてのより詳しい記事は

こちら🫱国際バカロレアとは?難易度や大学入試の現状を解説

 はじめに:国際バカロレア(IB)をひと言でいうと?

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構(IBO)が提供する「世界共通の教育プログラム」です。

一言で言えば、「多様な文化を理解し、平和でより良い世界を築くために貢献できる、探究心と知識に富んだ若者を育成する」ための仕組みです。
暗記重視ではなく、「自ら考え、行動する力」を育てる点に大きな特徴があります。

 年齢別の4つのIBプログラム

IBには、年齢に合わせて4つのプログラムが用意されています。まずは全体像を図解で把握しましょう。

国際バカロレアの4つの教育プログラム
 
対象年齢 略称 正式名称 主な特徴
3〜12歳 PYP 初等教育プログラム
(Primary Years Programme)
探究心を育む・学習の基礎作り
11〜16歳 MYP 中等教育プログラム
(Middle Years Programme)
教科間のつながりと現実社会への応用
16〜19歳 DP ディプロマ・プログラム
(Diploma Programme)
大学進学ルート・高度な学問と論文
16〜19歳 CP キャリア関連プログラム
(Career-related Programme)
キャリア教育と学問の融合

※日本の高校生が主に取得を目指すのは「DP(ディプロマ)」です。

このように、幼稚園・小学生の時期から高校生まで、一貫した教育理念のもとでステップアップしていく構造になっています。

現在、我が家の息子は中学生向けの「MYP」の真っ只中にいます。(小学校はPYPではないですが)MYPで現実社会との繋がりを学び、そして最終的にあの過酷と言われる「DP」へと向かっていく。この一貫した階段を親として伴走していると、「いきなり高校でDPから始めるのではなく、MYPの時期から段階的に思考力と表現力を鍛えていくこと」のありがたみを肌で感じています。

国際バカロレア小中高コースのアイキャッチ画像

 IBが目指す「10の学習者像(Learner Profile)」

IBが普通の教育と違うのは、テストの点数だけでなく「どんな人間になるか」という人物像を明確に定義している点です。これを「IBの学習者像(Learner Profile)」と呼びます。

以下の図のように、10個の性質をバランスよく身につけることを目指します。

IBが育成する10の学習者像

探求する人
(Inquirers)
知識のある人
(Knowledgeable)
考える人
(Thinkers)
コミュニケーションが
できる人
(Communicators)
信念をもつ人
(Principled)

【 世界に貢献するIB学習者 】

心を開く人
(Open-minded)
思いやりのある人
(Caring)
挑戦する人
(Risk-takers)
バランスのとれた人
(Balanced)
振り返りができる人
(Reflective)

知識を詰め込むだけでなく、「他者を思いやる心(Caring)」や「恐れずに挑戦する力(Risk-takers)」が評価されるのがIBの素晴らしいところです。

実は、この「学習者像」は学校の成績だけでなく、家庭での生活にも驚くほど良い影響を与えてくれます。例えば、我が家の息子もMYPで学ぶうちに、ニュースを見てただ感想を言うだけでなく、「なぜこうなったんだろう?」と『探究する人(Inquirers)』の視点で問いを立てたり、家族と意見が違っても『心を開く人(Open-minded)』としてまず相手の考えを聞こうとしたりする場面が増えました。 テストの数字だけでは測れない「人としての土台の成長」を日常的に実感できるのが、親として感じるIB教育の最大の魅力かもしれません。

 【図解】一番有名!「DP(ディプロマ)」のカリキュラム構造

日本で「IB」というと、多くの場合高校生対象のDP(ディプロマ・プログラム)を指します。DPで一定の成績を収めると、世界中の大学への入学資格(国際バカロレア資格)を得ることができます。

DPのカリキュラムは、「3つのコア(中心科目)」「6つの教科グループ」で構成されています。

図解:DP(ディプロマ)の学習構造
【 6つの教科グループ(幅広い知識) 】
① 言語と文学 (母語)
④ 理科
② 言語習得 (外国語)
⑤ 数学
③ 個人と社会 (社会)
⑥ 芸術 (または他グループから選択)
【 3つのコア(実践と思考) 】
  • ★ EE(課題論文):
    自らテーマを決め、4000語の研究論文を執筆
  • ★ TOK(知の理論):
    「知る」とはどういうことか、知識の本質を考える
  • ★ CAS(創造性・活動・奉仕):
    芸術活動、スポーツ、ボランティアなどの課外活動

6つの教科を幅広く学びながら、中心にある「3つのコア」を通じて、論理的思考力や論文執筆能力、そして社会貢献の精神を徹底的に鍛え上げます。

国際バカロレアの教科についてのアイキャッチ画像

 まとめ:図解でわかるIBの魅力

いかがでしたでしょうか?文字だけで読むと難しく感じる国際バカロレア(IB)も、図解にするとその体系的な美しさと、理にかなった教育システムが見えてきますよね。

  • 年齢に応じた4つのステップアップ(PYP / MYP / DP / CP)
  • 人間性を育む10の学習者像
  • 世界基準の思考力を鍛えるDPの構造(3つのコア+6教科)

最初は「難しそう…」と身構えてしまうIB教育ですが、こうして図解にして全体像を掴んでしまえば、お子様が今どの階段を登っていて、将来どこへ向かおうとしているのかがクリアになりますよね。 地方からIBに挑戦する我が家も、まだまだ次々と出てくる疑問に対して手探りの連続です。これからも、保護者の皆様が少しでも肩の力を抜いてお子様をサポートできるよう、難解な情報を噛み砕いた「親目線のナビゲーション」をお届けしていきますね!

これらを押さえておけば、IBの全体像はバッチリです!

さらに詳しく知りたい方は、当ブログの他の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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