
DPで40点以上取るにはどのような計画立てて、どんな教材を見てるのでしょうか?目標は高く!(笑) 下記の資料がご参考になれればと思います。
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日本の教育課程(一条校)に最適化した戦略的タイムライン
国内大学のIB入試(早慶上智、旧帝大、国公立医学部)では、日本語DP生も多く集まるため、差別化を図るには「40点以上の圧倒的なスコア」と「ハイレベルな外部英語検定」の掛け合わせが必須条件となります。
| 学年・時期 | IBカリキュラムの動き | 各教科の勉強・対策タスク | 大学入試に有利な資格・検定 |
|---|---|---|---|
| 中3 (MYP) 春〜夏 |
高校学習内容の土台作り。 自立的な探究習慣の定着。 |
【国語・社会】 新書を読み、論理構造を整理する力を養う。 【数学】 日本の高校数学(数I・A)の先取りを開始. |
英検隼2級〜準1級(対策・挑戦開始) 数検3級〜準2級 |
| 中3 (MYP) 秋〜冬 |
MYPの総仕上げ。 日本語DP科目選択の検討。 |
【英語】 文法基盤の完成と長文精読。 【数学】 数II・Bの先取り。グラフ描画電卓(TI-84等)の基本操作に触れる。 |
英検2級〜準1級(中3のうちの合格目標) 漢検2級 |
| 高1 (Pre-DP) 春〜夏 |
DP本格始動前の猶予期間。 ★最重要の貯金時期 |
【国語A】 文学・非文学の「クリティカル分析」の手法を学ぶ。 【理数】 数II・Bの完成度を高め、化学・物理等の高校基礎を完璧にする。 |
英検隼1級〜1級(一次試験挑戦) 数検2級 |
| 高1 (Pre-DP) 秋〜冬 |
DP科目選択の最終決定。 CAS(活動・創造・奉仕)計画。 |
【全般】 日本語DPの過去問(日本語訳された試験問題)の記述量を確認。 【英語B】 外部試験(TOEFL/IELTS)に特化した対策。 |
TOEFL iBT 100+ または IELTS 7.5+ (日本語DP生の必須武器) |
| 高2 (DP1) 通年 |
DP授業が本格スタート。 TOK(知の理論)・EE導入。 |
【全般】 各科目のInternal Assessment (IA) の問い(RQ)を設定。 日本語IB特有の「評価基準のキーワード」を叩き込む。 |
数検準1級 (理系・経済系進学の場合) |
| 高3 (DP2) 春〜秋 |
IA・EEの最終提出。 Final Exam対策。 |
【全般】 夏休みまでにIA/EEの日本語論文を完成。 秋以降は日本語版過去問を使い、時間内に文字数を書き切る訓練。 |
志望理由書・小論文対策 (日本の大学のIB特別入試用) |

Tips(日本語A):表現技法の分析力を磨く
・『国語ゼミ [情報編集力]をあげる40講座』(筑摩書房)
・『ちくま評論選』シリーズ
・『小論文これ一冊(プレミアム)』(改訂版)

Tips(English B):社会問題への自分の意見を持つ

DPが始まると英語を勉強する時間はなくなり、英語で高度な専門内容を理解する時間に変わるので高1が終わるまでに英検隼1級の語彙力をつけておくことが40点突破の鍵になります。
Oxford の教科書を「単語帳」として使う
Oxford University Press の英語教科書は、IBが指定する5つのテーマに沿って構成されています。これを通読する際、わからない単語をすべてピックアップして、自分専用の「IB英単語リスト」を作ってみてください。IBの試験で使われる語彙は独特なので、市販の単語帳よりも教科書から直接学ぶのが一番の近道かなと思います。
論理構成は Cambridge で学ぶ
エッセイの書き方に悩んだら、Cambridge University Press の教科書にある「Sample Answers(解答例)」を徹底的に分析しましょう。 「導入→本論(3点)→結論」というIBが好む論理構成の型を真似することから始めてみてください。自分で書いたエッセイを、教科書の評価基準(Criterion)と照らし合わせながら自己採点する習慣をつけると、採点官がどこを見ているのかが自然とわかるようになりますよ
・『実践IELTS技能別問題集 ライティング/スピーキング』(旺文社)
・『最短準急 英検1級 英作文問題完全制覇』(ジャパンタイムズ出版)
・English B for the IB Diploma (Oxford)(IB特有の「5つのテーマ」に基づいた読解や作文が網羅されています。)
日本語で授業を受けられるため概念の理解はスムーズですが、試験(Final)では膨大な記述量が課されます。単なる暗記ではなく、「〜の背景にある要因を多角的に評価せよ」といった問いに答える構成力が必要です。中3〜高1の段階で、日本の高校の「世界史探究」や「公共・政治経済」の参考書を読み、歴史や社会の構造的因果関係を掴んでおきましょう。
・『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』(SBクリエイティブ)
・『詳説世界史研究』『対比で学ぶ政治・経済』(山川出版社)
理科(Bio/Chem/Physics):シラバスと直結させて理解する(*注意:英語の教材の場合)
理科科目は範囲が非常に広いため、教科書を端から端まで読むのは非効率です。ここで役立つのが Pearson や Oxford の分厚い教科書と、薄い Study Guides の併用です。
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教材の種類 |
役割と取り組み方 |
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【理解用】 図解が豊富なので、新しい単元を学ぶ際の辞書代わりに使う。 |
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【暗記用】 試験に出る要点だけが凝縮されているので、テスト前の総復習に使う。 |
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BioNinja(Webサイト)*サイトがうまく開きません。(2026年5月17日時点) |
【整理用】 シラバスの項目ごとに内容がまとまっているので、ノート作成の参考にする。 |
おすすめのやり方は、まず BioNinja などのサイトでシラバスの全体像を把握し、細かい仕組みがわからない部分だけ Pearson の教科書で深く掘り下げるという順序です。最後に Oxford IB Prepared シリーズで過去問の解き方を確認すれば、記述問題での「キーワードの落とし漏れ」を防ぐことができます。
・『セミナー化学』『セミナー物理』(第一学習社)または『リードα』シリーズ
・『鎌田の理論化学/福間の無機化学/鎌田の有機化学の講義』(旺文社)
・『IB Prepared』 シリーズ(英語) (Oxford University Press)(「どう書けば点数がもらえるか」という試験対策に特化した問題集です。)

Tips(Math):計算力より「論理的説明」重視。
数学(Math AA):演習と解説動画のサイクルを回す
数学で高得点を取るための最大のポイントは、「解き方のパターンを暗記するのではなく、ロジックを理解すること」です。特に Math AA(Analysis and Approaches)は、導出過程が重視されます。
Haese Mathematics と Revision Village の黄金ループ
まずは Haese Mathematics(Haese Mathematics社) を使って、各チャプターの基本問題を解き、概念を理解しましょう。ここでのポイントは、わからない問題に15分以上悩まないことです。すぐに解答を見て、「なぜこの公式を使うのか」を理解することに集中してください。
数学の効率的ステップ
- Step 1:Haese で各単元の基本〜標準問題を解く。
- Step 2:苦手なトピックを特定し、Revision Village(Webサイト)でその単元の解説動画を視聴。
- Step 3:Revision Village の「Difficulty 別問題集」で、Medium 以上の問題に挑戦する。
Revision Village は、実際の試験問題の傾向を完璧に分析しています。ここの動画解説は非常にわかりやすいので、「文字で読むより動画で理解する」方が圧倒的に効率が良いですよ。仕上げに Cambridge University Press の教科書にある難易度の高い演習問題に取り組めば、40点超えに必要な応用力もしっかり身につくはずです。
・『チャート式 基礎からの数学I+A / II+B(青チャート)』(数研出版)
・『1対1対応の演習』シリーズ(東京出版:HL選択でより高みを目指す場合)
・Revision Village(数学の神サイト(有料):問題の読解、電卓の英語表記に慣れるためにも非常に有用)
内部評価(IA)・課題論文(EE):採点基準を逆算して活用する
内部評価(IA)・課題論文(EE):採点基準を逆算して活用する
これら「書く課題」については、教科書よりも IB Prepared(Oxford University Press) というシリーズが最強の武器になります。この教材には、実際に高い評価を受けた生徒のレポートと、それに対する採点官のコメントが詳しく載っています。
IA/EE攻略のコツ
いきなり書き始めるのではなく、まずは IB Prepared に載っている「Grade 7」のサンプルを3つほど読み込みましょう。「どの程度のデータ量が必要か」「どのような分析手法が評価されているか」という合格ラインの基準(ベンチマーク)を自分の中に作ることが、手戻りを防ぐ最大の効率化になります。
サイトリソースの活用
また、実験データの処理には Vernier のソフトウェアや公式サイトのガイドも非常に参考になります。正確なデータの扱い方は、科学的根拠を強めるために不可欠です。一次情報として、国際バカロレア機構(IBO)の公式サイトで公開されている最新の評価基準(Assessment rubrics)も時々チェックする癖をつけておくと、的外れな努力をせずに済みますね。
IB DPでの「40点以上」は、世界中の受験生の上位約7〜9%しか到達できない超エリートスコアです。日本語DPは日本語で学べる分、難易度が下がると思われがちですが、それは大きな誤解です。評価をするIB本部の採点官は、英語DPと同じ厳格な採点基準(ルーブリック)を日本語に適用します。そのため、「なんとなく伝わる日本語」ではなく、「IBの定義に100%合致した論理的な日本語」で記述できなければ、容赦なく減点され、30点台前半にとどまってしまいます。40点突破には、徹底した論理的記述の訓練が不可欠です。
国内大学のIB入試において、日本語DP生は「日本語A」と「英語B」の組み合わせになることが多いため、大学側から「この生徒の本当の英語力はどのレベルか?」を厳しくチェックされます。いくらIBで40点を取っていても、英検が2級や準1級止まりだと、上位私大や国公立の国際系・医学部では書類選考で弾かれるリスクがあります。だからこそ、DPの課題で身動きが取れなくなる高1の終わりまでに、必ず英検準1級以上(できれば1級、またはTOEFL 100点以上)を仕留めておくという逆算の計画必要なのです。
「中3からのロードマップを見て、もう手遅れかもしれない…」と不安に思う必要は全くありません。今、この記事に目を向け、自分の立ち位置を直視できていること自体が、あなたが40点以上を取るための大きな一歩目です。
もしあなたが高1(Pre-DP)なら、今すぐ数学の先取りと英検の対策を始めてください。今からの数ヶ月の集中で、中3からの遅れは十分に巻き返せます。
もしあなたがすでに高2(DP1)なら、やるべきことは「過去の反省」ではなく「冷徹なタスク管理」です。今週の授業の復習を絶対に週末までに終わらせ、IAのテーマ決めを1日でも早く教員に相談してください。基礎の抜けがあるなら、今すぐ日本の参考書(青チャートやセミナー)を開いて、ピンポイントで穴を埋めましょう。
IB DPは孤独な戦いに見えますが、自己管理能力を極限まで高めてくれる最高のプログラムです。締め切りに追われて苦しい日々もあるかもしれませんが、それを乗り越えた先にある「40点」というスコア、そして何より「圧倒的なタイムマネジメント能力を手に入れた自分」は、大学受験だけでなく今後の人生すべての局面であなたを守る最強の武器になります。
遅すぎるということはありません。今日からの計画と行動で、世界のトップ数%へ駆け上がりましょう!
💡 一条校・日本語DPで40点を突破するための3つの追加アドバイス

1.「日本の優れた学習参考書」をフル活用する
英語DPの生徒は、HaeseやOxfordなどの分厚い洋書テキストの解読に苦労しますが、日本語DPの生徒は、解説が日本一親切な『青チャート』や『セミナー化学』などをダイレクトに使えます。高1(Pre-DP)までにこれらを何周も回し、「知識と解法パターンのインプット」を圧倒的スピードで終わらせることが日本語DP生の必勝法です。

2.「IB用語」の日本語定義を曖昧にしない
TOKの「知の知識(Knowledge Claims)」や経済の「市場の失敗(Market Failure)」など、IB特有の概念を日本の定期テスト感覚の「一般的な日本語」で書くと点数が伸びません。シラバスに載っている日本語のキーワードとその定義を、一字一句正確に論文(IA/EE)や試験で使えるようにノートに整理してください。

3. 高校生からの巻き返しは「週末のタスクリセット」が命
すでに高校生で、日々の課題に追われ始めている場合、「平日の遅れを土曜日の午前中までにすべて相殺する」というルールを作ってください。土曜日の午後以降を、IAの先行リサーチや外部検定の勉強(=貯金作り)に充てられるかどうかが、35点止まりになるか、40点以上に突き抜けるかの境界線になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 正直に言うと、日本語DPで40点以上を狙う道は、決して楽なものではありません。膨大なレポート、容赦ない締め切り、そして世界基準の厳しい採点。途中で「なぜこんなに苦しい思いをしているんだろう」と壁にぶつかる瞬間が、きっと一度は訪れます。
ですが、これだけは断言できます。IB DPを通じて身につく「本質的な思考力」と「冷徹なまでのタイムマネジメント能力」は、大学入試を突破するための武器になるだけでなく、その後の人生を生き抜くための最強の財産になります。多くの優秀な生徒たちが課題の波に飲まれてしまうのは、能力が足りないからではなく、単に逆算のタイムラインを知らなかったからです。
限られた2年間(あるいはPre-DPを含めた3年間)の時間をどう配分するか、今日この瞬間からデザインを始めてみてください。本記事が、皆さんの戦略的な挑戦の確かな指針となれば幸いです。

苦しいときはみんな同じ。一歩ずつ、一緒に進んでいきましょう!

